見て!聞いて!感じた!!OHIS活用によるコミュニケーションの変化

“自分に関係ないと思っていた”

タバコを吸っているみなさん。きっとカラダには“よくないもの”って分かってるけど止められない・・・ なんとなく理解はしてたりしますよね。

今日はそんなことに気づいている51歳男性のお話・・・・・・

初診時の問診表をみると“喫煙なし”。必要な情報を集めて入力終了。
当日は、私がプロービングをしたのですが、そこで感じた??なこと。
それは、なんとなく煙のニオイが。でも、ずっと喫煙の記録はないんですよね。

プロービングを終えて、WSD(楔状欠損)が臼歯全体にあるのに気づいた私、「力がかかる仕事してますか?」と聞くと「なんで?」と。当たり前ですよね。
突然、「力が入る仕事か?」って聞かれたら困ります。でもそれは分かってのこと。あえてそう聞いたんです。

なんで?と聞いてもらいたかったから!
「なんでかというと・・・歯磨きにすごく力が入っているみたいなんですよ。だから、普段から力を入れて何かをする仕事をされていらっしゃるのかなって」と解説しました。

Point(1) 最初からウンチクを話しても聞いてくれないから、質問をしたくなるような問いかけをわざとします。

すると、「そうなんだ。特に力を入れる仕事はしていないけど、歯ブラシを持つとどうしても力をいれちゃうんだよね。特に痛くもないから問題ないでしょ?」

最初に「なんで?」と思ってもらったことで、その問題がないこと、さらに患者さん自身の言葉を聞くことができました。忘れてはいけないこと・・それは人に触れられたくないことは最初に触れないってこと。

Point(2) 聞く気持ちになってもらうには、最初に壁を作ったらダメなんです。こちらから壁をつくっては最悪です。

「問題ないってことはないですよ。このまま削れていってしまうと、冷たいものも飲めないですからね」と力を入れてしまうことを注意するのではなく、どうなるか・・・だけお伝えしました。
「そっか、ビールが上手くなくなったら困るしな・・・。どのくらい力入れたらいいの?」と最後に質問してくれました。

スミマセン。OHISから話が遠くなってしまって。
ここからが本題。ブラッシング圧の指導をしてからカウンセリングコーナーへ。OHISの入力をしました。

「タバコ吸わなかったですよね!?」と聞くと、「吸いますよ!」と普通に答えます。
「やっぱり!!」と思いながらも「そうだったんですね。1日どのくらいですか・・・?」と質問を重ねます。

初診のデータは喫煙なし。今回のデータは喫煙あり。 どんな変化を見せるのか楽しみにしていました。

データを待つ間に、「初めて来院した時は“タバコ吸わなかったんですよね”。なので最初の時は“喫煙なし”で入力してますよ」と簡単に解説。前回と違う部分を強調しておきました。

出てきた結果は・・・なんとリスクが1あがっています。すかさず患者さんを見ると・・・
「やっぱりタバコはよくないか・・・。これタバコ吸ってるってしたからこうなったんでしょ!?」
と苦笑いしながら話しています。

この患者さんの場合、この喫煙という要素しかないんです。なので正直に「そうですね」と答えました。
「分かってはいたんだけどね。数減らしてみようかな・・・」
「タバコがなかったら、歯周病になりにくい方だったんだもんね」

と禁煙に対する気持ちを語ってくれました。

Point(3) 入力の時の違いを患者さんが理解してくれていたからこそ。違いを理解できる様に話を追加しましょう。

最初に禁煙の話をしていたとしたら、きっと最後のOHISを見ても「やっぱり禁煙の話か・・・」と思われていたでしょう。
いけないことが分かっているものほど、そこを突いてはいけないんですね。


このあと、患者さんは「タバコの本数、減らしてみる!」といって帰りました。
(あっ。ここで何本減らしますかって聞かないですよ)





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